Chanoyu demonstration during a tea gathering in Herrsching am Ammersee, Germany.

オーストリア・キッツビューエルでの茶会に続き、2026年7月22日には、ドイツ・バイエルン州のヘルシング・アム・アマーゼー(Herrsching am Ammersee)で茶会を開催いたしました。

ヘルシングは、ミュンヘンからSバーンで50分ほどの場所にあるアマー湖畔の素敵な街です。近くには、ビール醸造所やカール・オルフのお墓があることで知られるアンデックス修道院(Kloster Andechs)があります。

ヘルシングにはこれまで何度も滞在したことがありますが、茶会を開催するのは今回が初めて。キッツビューエルと同様、点前の実演に続いてお一人おひとりに薄茶を点ててお召し上がりいただき、後半には参加者の皆さまにもご自身で薄茶を点てていただきました。

ヘルシングでは会場の床に畳を敷いて点前を行い、参加者の皆さまに間近でご覧いただけるようクッションをご用意。ほとんどの方がそこに座り、熱心に点前をご覧くださったことは、嬉しい驚きでした。

3回のセッションはいずれも定員を上回る方々にご参加いただき、大変有難く感じました。さまざまなご質問を頂戴しましたが、中でも興味深かったのは「点前の際に音楽は流さないのですか」というものです。カフェやサロンでの喫茶習慣から連想された質問だったのかもしれません。 

「静寂の中で全員が集中しているからこそ、釜の湯が沸く松風の音や、点前中の微かな音が際立つのです」と答えると、腑に落ちた様子で頷いていらっしゃいました。

その他にも、茶の湯の精神や、抹茶の種類・産地、日本での抹茶事情などについてお話しし、皆さまと和やかな時間を過ごすことができました。

会の前後には、参加者や関係者の方々から「心が落ち着きました」「ぜひまた来年も開催してほしい」という嬉しいお言葉をいただきました。中には点前を見ていたら、自然と涙が流れてきたという方も。何より嬉しく、心に残るお言葉でした。この素晴らしいご縁を、これからも大切に育んでいけたらと思います。

ヘルシングでの茶会も、現地の多くの方々の支えによって実現しました。準備段階から開催に向けてご尽力くださり、当日も忙しい公務の合間を縫って様子を見にお越しくださったChristian Schiller市長、準備段階から当日の運営まで支えてくださったバイエルン独日協会の理事をはじめ、皆さまの温かいご協力に深く感謝しています。

このような機会を設けてくださった関係者の皆さま、そしてご参加くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

Vielen Dank, Herrsching!